永遠の途中
普段はビジネス書とか読むことが多いmimiですが、この前久しぶりに長編小説を読みました。
この小説は、薫と乃梨子という2人の女性の、27歳から60歳までの全く違ったタイプの人生を描いた物語。作品の舞台は作者の意向により彼女たちが27歳のときも、60歳のときもあえて「今(書かれたのは2002年)」だという。
大手広告会社に勤務する薫と乃梨子は同期入社で、仲はよいが相手と自分を比べずにいられない微妙な関係。同僚の郁夫と結婚し家庭に入った薫。乃梨子は独身でキャリアを積み続ける。お互いに相手をうらやみ、自分の生き方を自問自答しながらもそれぞれの人生を歩んでいく・・・。
書かれたのが5年ほど前ということで若干古いかなと思われる内容もありましたが、女性が人生において少なくとも一度や二度は感じるだろうと思われる微妙な心の揺れが、見事に表現されていました。
若干古いなと思ってしまった理由は、「専業主婦」か「キャリアウーマン」かに極端に分けてしまっているところです。
そういう部分が、読んでいて心暗くなってしまう一因でした。
別に、オンナは家庭に入っても仕事をしてもいいと思う。しかし「どちらも」となるとなかなか両立が難しいシステムの日本社会が悲しかった。
今現在では、育児休業をとる男性もいるとメディアでは放送ちょくちょく放送されていたりします。そういうのって、大事だと思うんですよね。特に父親の場合、幼い時の子どもと向き合える機会ってなかなかなくて、子どもが反抗期になった時やっと向き合ったとか。そんなのってちょっとどこか違うなと思うのです。
私が思うに、どんな人にとっても、「家庭」か「仕事」かなんて生き方の選択を迫られる社会って生き難いと思うんですよね。その生き難さをこの2人の女性を通して感じました。
行き難い社会は淘汰される、これからはそうあってほしいな。


